親からの結婚のプレッシャーがつらいときに。状況別・親への答え方と向き合い方

「まだ結婚しないの?」「いい人はいないの?」親からの何気ない一言に、焦りやプレッシャー、言葉にできないしんどさを感じていませんか。心配してくれていると分かっていても、その言葉が重くのしかかり、追い詰められてしまう人は少なくありません。
この記事では、親が結婚を急かす理由を整理したうえで、状況別に親への答え方や考え方を解説します。親に振り回されるのではなく、自分の気持ちを軸にこれからを考えるためのヒントになれば幸いです。
なぜ「結婚」に対する親のプレッシャーはこんなにつらいのか
結婚は、将来の生き方、人との関係性、価値観、人生設計そのものに直結するテーマです。だからこそ、親から触れられると、「自分の人生そのものを評価されている」ような感覚になりやすいのです。
たとえば同じ「最近どう?」という言葉でも、「仕事はどう?」と聞かれるのと、「結婚は?」と聞かれるのとでは、心に引っかかる度合いが違うと感じたことはないでしょうか。
結婚の話題には、年齢への意識、将来への不安、周囲との比較、「ちゃんと生きているか」という評価などの要素が絡みやすく、親の一言が単なる質問ではなく、“自分の現状への判定”のように受け取られてしまいがちです。
また、多くの親は、本気で子どもの幸せを願って結婚の話をしますが、結婚は本人にしか決められないテーマです。どんな相手と、どんなタイミングで、どんな人生を築くのかは、本来とても個人的な領域です。そのため、親の側では「心配している」「気にかけている」つもりでも、受け取る側にとっては「コントロールされている」「急かされている」「干渉されている」と感じやすくなります。
こうした背景があるからこそ、親の何気ない一言が、他の誰よりも強く心に刺さりやすくなるのです。
親はなぜ結婚を急かすのか?プレッシャーが生まれる背景
親から結婚のプレッシャーをかけられると、「どうして分かってくれないのだろう」「私の気持ちは考えてくれないの?」と感じてしまうこともあるでしょう。
多くの親がついプレッシャーをかけてしまう背景には次のようなことがあります。
将来への不安と「親としての役割意識」
親が結婚の話題を出すとき、よく根底にあるのは「この子は将来大丈夫だろうか」という不安です。ひとりで老後を迎えることにならないか、病気やトラブルがあったとき、支え合える相手がいるか、孤独にならないか――こうした心配は、子どもが何歳になっても消えにくいものです。
特に親世代にとっては、「結婚して家庭を持つこと」が生活の安定や安心と強く結びついてきた背景があります。そのため、結婚していない状態を見ると、無意識のうちに「まだ不安定なのでは」「親として何かしてやるべきでは」という感覚が刺激されやすくなります。
結婚の話題は、親にとって「干渉」ではなく「役目を果たしているつもり」で出てくることも少なくありません。
世代間ギャップが生む結婚観のズレ
もう一つ大きいのが、結婚に対する価値観の世代差です。親世代は、一定の年齢になったら結婚して家庭を持つことが幸せ、というモデルの中で生きてきた人が多くいます。
一方、今は結婚しない生き方も一つの選択であり、結婚する場合でも、晩婚や事実婚など、家族形態は多様化しています。
この前提のズレがあると、親は「普通の心配」をしているつもりでも、子ども側には「古い価値観を押しつけられている」「理解してもらえない」という感覚になりやすくなります。
どちらが正しい・間違っているという話ではなく、前提が違う世界を生きてきたという点が、すれ違いを生みやすくしていると言えるでしょう。
このようなプレッシャーをかけてしまう親の背景を理解することで、感情的な気持ちの受け取り方から一歩距離を取れるようになるかもしれません。
親から結婚のプレッシャーをかけられたときの状況別・親への答え方
親から結婚のプレッシャーをかけられると、「またか」という気持ちから、つい適当に返事をしてしまっていませんか。もしかすると、それが親の心配を増幅させてしまい、結果として何度も結婚のプレッシャーをかけられてしまうことにつながっている可能性があります。
これを防ぐには、現在の状況がどうであってもまずははっきりと誠実に気持ちを伝えることが重要です。そこで、親への伝え方を状況別にご紹介します。
① 今は結婚に興味がない人
今は仕事や自分の生活を大切にしたい、結婚願望がはっきりしない、正直あまり考えていない、という方は多いでしょう。この状態で親から結婚の話をされると、「放っておいてほしい」と強いストレスを感じやすくなります。
このタイプの人にとって大切なのは、無理に前向きなふりをしないことです。親を安心させようとして「そのうちね」「いい人がいればね」と曖昧に返し続けていると、親は「まだ可能性がある」と受け取り、話題を繰り返しやすくなります。
気持ちを尊重してもらうには、今は結婚を優先していないこと、自分なりに納得して今の生活を選んでいることを、冷静に伝えることがポイントです。
答え方の例
- 「今は結婚より、仕事や自分の生活を大事にしたいと思ってる」
- 「焦って決めるより、自分が納得できるタイミングで考えたい」
- 「心配してくれてるのは分かるけど、すぐに結婚する予定はないから、しばらくは見守っていてほしい」
まずは今の自分の考えをそのまま共有することが、プレッシャーを弱める第一歩になります。
② すでに相手がいて、関係を育てている人
交際中の相手がいる場合、親からのプレッシャーは「いつ結婚するの?」「もう決まってるの?」と、より具体的になりがちです。まだ形になっていない状態で急かされ続けると、結果として相手との関係がギクシャクしてしまうこともあります。
このタイプの人にとって大切なのは、「共有すること」と「守ること」の線引きです。結婚のタイミングや相手との細かい状況までをすべて説明する必要はありませんが、親の不安を減らすために最低限の情報を共有しておきましょう。
答え方の例
- 「大切に思っている人はいるけど、今は関係を育てている段階」
- 「焦って決めたいとは思っていないから、もう少し見守ってほしい」
- 「決まったことがあったら、こちらから話すね」
親を安心させることと、自分たちのペースを守ることは両立できます。報告義務ではなく、必要な範囲で共有するという姿勢を持つことで、過度な介入を防ぎやすくなります。
③ 結婚したい気持ちはあるが、相手がいない人
このタイプの人は、一番プレッシャーを感じるかもしれません。「言われなくても分かっている」「自分でも焦っている」そんな状態で親から言葉を重ねられると、結婚の話題そのものが苦しくなり、自信を失ったり、婚活がつらくなったりしやすくなります。
この場合に大切なのは、“できていない”立場で話さないことです。親の言葉に対して「いい人がいなくて…」「まだダメで…」という返し方を続けていると、無意識のうちに自分を下に置き、プレッシャーを強めてしまいます。ポイントは、結婚したい気持ちはあること、そのために動いている(または考えている)こと、主導権は自分にあることをセットで伝えることです。
答え方の例
- 「結婚したい気持ちはあるし、自分なりにちゃんと考えてる」
- 「焦らされると余計にしんどくなるから、ペースは自分で決めさせてほしい」
- 「必要なときは相談するから、今は見守ってもらえると助かる」
あくまでも自分が主体的に動いている、という姿勢を示すことが重要です。
④ 結婚したいのかわからないが、親のプレッシャーが引っかかる人
このタイプの人は、はっきりと「結婚したい」「したくない」と決まっていない分、心が揺れやすく、親の言葉の影響を強く受けやすい状態にあります。本当にどうでもよければ気にならないはずの言葉が引っかかるのは、どこかで将来や生き方について考え始めているサインとも言えます。
このタイプの人にとって大切なのは、無理に結論を出そうとしないことと、「分からない」という今の状態をそのまま認めることです。結婚について聞かれると、とっさに「興味ないから」「そのつもりはないから」と強めに切ってしまうこともありますが、気持ちが定まっていないときほど、言葉と本心のズレが苦しさにつながりやすくなります。
ポイントは、「決めていない=何も考えていない」ではないことを伝えることです。
答え方の例
- 「結婚するかどうかも含めて、自分の生き方を考えているところ」
- 「将来どうしたいかを整理してるところだから、そっとしておいてほしい」
- 「はっきりした答えはまだ出てないけど、ちゃんと自分のこととして向き合ってるよ」
- 「決めてない=何も考えてない、ではないから、もう少し時間をもらえると助かる」
結論を出さずに「考えている途中」と伝えることは、逃げではありません。むしろ、自分の人生に向き合っている姿勢を示すことになります。
親からのプレッシャーで結婚が気になるようになったら
親からの言葉をきっかけに、「あらためてきちんと結婚に向き合ってみようかな」「結婚するつもりはなかったけれど、なぜか気になるようになった」そんなふうに、結婚というテーマが頭から離れなくなってきた人もいるかもしれません。
結婚が気になり始めたら具体的に動いてみましょう。「親に言われて動いたと思われたくない」という方もいるかもしれませんが、親からのプレッシャーはあくまでもきっかけにすぎません。結婚について考え、実際に向き合おうとしているのは、まぎれもなくご自身です。
とはいえ、「実際に何から動いていいかわからない」という方もいるでしょう。そんなときは、結婚相談所を活用するのも方法の一つです。
結婚相談所は、パートナーを探す場所であると同時に、結婚観や将来像を整理する場でもあります。プロのカウンセラーと話すことで、自分でも曖昧だった気持ちが明確になったり、「結婚したいのかどうか」「どんな結婚を望んでいるのか」が見えてくるケースも少なくありません。「結婚しなければならない」からではなく、「自分の人生としてどうしたいか」を考えるための選択肢として相談の場を使うことは、親のプレッシャーから距離を取り、自分の軸を取り戻すことにもつながります。
主体的に結婚に向けて動き出すために、結婚相談所を利用してみてはいかがでしょうか。
WeBConでも、無料相談会(https://www.web-con.com/contact/)を随時実施しています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
記事の要点
- 親からの「まだ結婚しないの?」という言葉がつらく感じるのは、結婚が人生設計や価値観と深く結びつき、“自分の現状への判定”のように受け取られやすいテーマだから。
- 親が結婚を急かす背景には、将来への不安や親としての役割意識、そして世代間の結婚観のズレがある。
- 親のプレッシャーを減らすには、曖昧にかわすよりも、「今の自分の状況」に合わせて誠実に伝えることで、関係性がこじれにくくなる。
- 親の言葉をきっかけに結婚が気になり始めたら、結婚相談所を「相手探し」だけでなく「結婚観や将来像を整理する場」として活用することで、自分の軸を取り戻しやすくなる。
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