その条件、本当に必要?結婚相手を選ぶ際に、譲らないほうがいい条件・こだわりすぎなくてもいい条件を解説

結婚相手に求める条件を挙げていくと、いつの間にか10個、20個・・・と増えてしまうもの。でも、本当に大切なのは “どの条件なら妥協できて、どの条件は譲れないか”を見極めることです。このコラムでは、結婚相手を探す際に、譲らないほうがいい条件・こだわりすぎないほうがいい条件の見極め方を解説します。結婚相手探しにお悩みの方は、参考にしてみてください。

妥協してはいけない結婚相手の条件5選

結婚は、日々の暮らしを共にするパートナーと長い時間を過ごす人生の選択です。その中で「ここだけは譲れない」と思える条件は、心の軸として非常に重要です。以下の5つは、後悔しない結婚のために、しっかり見極めておきたいポイントです。

1.子どもや家庭に関する価値観

将来的に子どもを持ちたいのかどうか、何人ほしいのか、育て方や教育方針にどんな考えを持っているのか。こうした価値観は、結婚後に深刻なズレを生む可能性があるため、早い段階で話し合っておくことが大切です。

たとえば「子どもは絶対にほしい」と考える人と、「子どもはいらない」と考える人とでは、いくら他の条件が一致していても、将来的に大きな溝が生じてしまう可能性があります。また、共働きを希望するかどうか、子育てにおける役割分担の考え方なども、すれ違いや不満の原因になりやすいポイントです。

2.お金の価値観

お金に対する価値観のズレは、結婚後の生活を大きく左右する要素です。たとえば「多少の贅沢も楽しみたい」と考える人と、「生活費は最小限に抑えたい」と思う人では、日々の支出の仕方から家計の管理方法まで、意見が合わずストレスを感じやすくなります。他にも、貯金がどのくらい必要か、家計は共同で管理するのか、分担するのか、投資や借金への考え方など、意外と細かい部分でも考え方は異なります。結婚前にすべての価値観がまったく同じである必要はありませんが、ある程度、すり合わせておいた方が安心です。

生活費や老後資金の計画なども含めて、金銭感覚が極端に違う相手とは、トラブルの原因になりやすいため注意が必要です。

3.親との関係性

結婚はふたりだけの問題ではなく、相手の家族との関係性も大きく影響します。「親との同居は絶対にNG」「将来的に介護が必要な親がいる」など、それぞれの家庭事情や希望があるため、親との距離感に対する考え方は事前に確認しておくことが欠かせません。よくあるすれ違いの例としては、結婚後、親と同居することを当然と考えていた、頻繁な帰省や仕送りの有無で揉めた、親の意見を優先しすぎてパートナーとの関係が悪化した、などがあります。自分の家族と結婚相手の家族の関係性にどこまで関わるのか、相手のスタンスや希望を早めに知っておくことで、結婚後の不安や不満を防ぐことができます。

4.働き方や家事の分担意識

「結婚後は家庭に入ってほしい(入りたい)」「結婚後もお互いに仕事を続けたほうがいい」など、働き方への考えた方は様々です。こうした考え方にズレがあると、結婚後の生活に無理が生じることになります。相手がどんな働き方を望んでいるか、そしてあなた自身がどんなライフスタイルを描いているかをすり合わせずに結婚してしまうと、「自分ばかりが我慢している」といった不満が蓄積し、関係に亀裂が入る原因となります。

5.人として信頼できるかどうか

条件や価値観がいくら一致していても、最終的に大事なのは「この人を信頼できるか」という感覚です。人との接し方など、日々の言動から人柄はにじみ出るものです。たとえば、約束や時間に対しての意識はどうか、他人への接し方に違和感はないか、ミスを指摘されたときに、素直に受け止める姿勢があるかなどは、人間性に関わる部分は、信頼できるかどうかに大きく影響します。「自分には優しいけれど、普段の言動になんとなくモヤモヤする」「無意識に我慢している」と感じることが多いなら、それは大切なサインです。

どんなに条件がよくても、人として信頼できない相手との結婚は、後々の大きなストレスや後悔につながることがあります。

これらの条件は、相手と話し合って妥協したり、あとから変えられるものではありません。気になることは、なるべく早く確認することを意識して、自分に合ったパートナーを見つけていきましょう。

こだわりすぎなくてもいい結婚相手の条件

結婚に対して理想を持つことは大切です。けれど、「すべて理想通りの人を探さなければ」と条件にとらわれすぎると、本来ならうまくいくはずのご縁を逃してしまうこともあります。

ここでは、柔軟に考えてみてもよい条件についてご紹介します。重視すること自体は悪くありませんが、「ある程度の許容範囲を持つ」という視点を取り入れてみましょう。

年収や学歴

年収や学歴は、多くの人が結婚相手に求める条件として挙げる要素です。将来への安心感を求めて、これらを重視するのは自然なことです。ただし、数字だけで相手の価値を決めることには注意が必要です。たとえば、希望年収より少し下回っていても、誠実に働き、堅実な金銭感覚を持っている人なら、安定した家庭を築ける可能性は十分にあります。

また、学歴も「何を学んできたか」「どんな考え方を持っているか」といった中身のほうが、価値観の相性を見極める上では重要です。年収や学歴は目安にはなりますが、“合う人かどうか”を判断するための材料のひとつにとどめることが大切です。

容姿や身長、第一印象

第一印象や容姿は、自然に変わっていくものです。実際に、「見た目はタイプじゃなかったけど、話していて安心できた」「いつの間にか惹かれていた」というご成婚エピソードはよくあります。結婚生活に必要なのは、“好みの顔”より“安心できる関係”。見た目はきっかけのひとつ程度にとどめておくのがちょうどよいかもしれません。

趣味や休日の過ごし方、食の好み

「趣味が合う人がいい」「休日は家で過ごしたい/外に出たい」など、ライフスタイルの細かな希望を持っている方も多いでしょう。もちろん、ある程度の共通点があると会話のきっかけにはなりますが、絶対に同じでなければいけない、ということはありません。むしろ、違いを尊重し合える関係のほうが、長く付き合う中で新しい発見や喜びを得られることもあります。「何が合うか」よりも、「違いを楽しめるか」「歩み寄れるか」という柔軟な姿勢が、結婚生活には必要です。

理想を描くことは大切ですが、「少しのズレは受け入れてみる」という心の余裕も、ご縁を引き寄せる大切な力になります。

結婚相手に求める条件が絞れない時の対処法

自分にとって何が本当に大切で、どの条件なら譲れるのかがわからない時は、次のような方法を試してみましょう。

理想の結婚生活を書き出してみる

理想とする結婚像が曖昧だと、年収は多いほうがいい、優しい人がいいなど、自分にとって都合のよい要素をなんとなく積み重ねてしまいがちです。どういう結婚生活が送りたいのか、なぜその条件が重要なのか、改めて整理してみましょう。

条件に頼りすぎない出会い方を試す

昨今、出会いの手段としてマッチングアプリなど、条件で相手を探すツールが人気です。条件で探すほうが一見効率は良さそうですが、「より条件の良い人」を探し続けようとする心理も働きやすくなります。条件を過度に重視するサービスではなく、他者にアドバイスをもらえたり、紹介を受けたりするサービスに切り替えてみると、結婚相手に求める条件を整理しやすくなるかもしれません。

他者と比べない

SNSの普及で、他人の結婚や恋愛を目にする機会が増えました。何気なく見ているつもりでも、そうした情報によって形作られた理想像が無意識のうちに結婚相手の条件となり、上乗せされていくことがあります。他者と自分の幸せを比べず、自分はどうしたいのかを意識してみましょう。

結婚において譲れない条件が多くなるほど、出会いの間口は狭まります。自分にとって、本当に譲れない条件はどれなのか、意識して整理してみましょう。

まとめ:それでも理想の条件が整理できないときは、プロに相談を

「何を優先すべきか、考えれば考えるほどわからなくなる・・・」そんなときは、ひとりで抱え込まず、プロに相談してみましょう。結婚相手探しのプロと言えば、結婚相談所のカウンセラーです。

結婚相談所なら、担当カウンセラーがあなたの希望や価値観を一緒に整理し、“本当に大切な条件”を見つけるサポートをしてくれます。条件だけにとらわれるのではなく、「なぜその条件が大切なのか」を一緒に掘り下げながら、優先順位を明確にすることで、婚活はぐっと進めやすくなります。

さらに、プロフィールではわかりにくい人柄や相性についても、第三者の目線でアドバイスが受けられます。条件をしっかり整理して、納得のいく結婚をしたい方にとって、プロのサポートは心強い味方になるはずです。

WeBConでも、無料相談会(https://www.web-con.com/contact/)を随時開催しています。「どこから話せばいいか分からない・・・」という方でも大丈夫。理想の結婚像などを丁寧にお聞きしながら、一緒に最善の方法を考えていきます。結婚相手探しに悩んでいる、自分の婚活を見直したい方は、ぜひWeBConの無料相談会をご活用ください。

まとめ

  • 結婚後の生活や人生設計に関わる価値観(子ども、お金、親との関係、働き方、家事分担など)は、長期的な関係に大きな影響を与えるため、妥協すべきではない。
  • 信頼関係の土台となる相手の誠実さや態度にモヤモヤを感じた場合は、無視せず見極め、必要に応じて距離を置く判断も必要である。
  • 年収や学歴・容姿などの条件にはこだわりすぎず、人柄や相性を含めて総合的に判断することが望ましい。
  • 自分がどんな結婚生活を望んでいるのか、紙に書き出したり他者と話すことで、譲れる条件や譲れない条件の整理がしやすくなる。
  • 条件の整理が難しいときは、結婚相談所のカウンセラーに相談するのがおすすめ。

 

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