結婚適齢期はいつ?平均年齢だけではわからない“本当の適齢期”の見つけ方

「そろそろ結婚適齢期じゃない?」「まだ結婚しないの?」周りからそんなふうに言われ、急に結婚が気になり始めた、という方がいるかもしれません。では、「結婚適齢期」とは、何歳から何歳までのことを指すのでしょうか。また世間一般に言う「結婚適齢期」を過ぎたら、結婚するのは難しくなるのでしょうか。

このコラムでは、「結婚適齢期」という言葉の意味や、実際に結婚している人の年齢層、そして自分にとっての結婚適齢期をどう見つけるかについて、解説します。「結婚」を意識し始めた方はぜひ最後まで読んでみてください。

 結婚適齢期の定義と、よくある誤解

「結婚適齢期」は「結婚に適した年齢」という意味です。「20代から30代?」と頭に具体的な数字が思い浮かぶ方がいるかもしれませんが、「何歳から何歳まで」と決まっているものではなく、時代によっても変化します。たとえば、かつては「女性は25歳を過ぎると結婚しにくくなる」といったような、いわゆる“クリスマスケーキ理論”が存在していた時代がありました。でも、昨今においては、25歳以下で結婚した場合、「結婚が早い」という印象を持たれることが多いかもしれません。

実際、厚生労働省の『令和5年(2023)  人口動態統計月報年計(概数)』(※)によれば、2023年の日本人の平均初婚年齢は、男性が31.1歳、女性が29.7歳で、“クリスマスケーキ理論”の時代に比べるとかなり遅くなっています。また“晩婚化”という言葉もよく耳にするようになっていて、平均初婚年齢や結婚適齢期は、時代によって大きく変化しうるものと言えます。

では、昨今における結婚適齢期とは、おおよそ何歳から何歳までなのでしょうか。「平均初婚年齢が30歳前後だから、そのあたりが結婚適齢期なんだろう」と思う方も多いかもしれませんが、そうとは言えません。というのも、「平均値=最頻値ではない」からです。実は、厚生労働省の同調査によれば、女性の初婚年齢のピークは、2003年も2023年も26~28歳ごろ。つまり、多くの女性が結婚している年齢は、20年前と比べてもあまり変わっていないのです。平均初婚年齢が上がっているのは、30代以降で結婚する人の割合が、かつてに比べて増えているためで、“結婚する人のボリュームゾーン”自体が大きく後ろ倒しになったわけではありません。つまり、結婚適齢期を「結婚しやすい年齢」と解釈するならば、女性の場合は20代後半~30歳ごろまでが昨今の結婚適齢期と言えるでしょう。

でも、だからと言って30代以降になったら結婚できないというわけではもちろんありません。ピークの年齢は20年前とあまり変わってはいないものの、やはり晩婚化の流れはあり、結婚相談所においては一般的に、男性は40歳ごろまで、女性は35歳ごろまでは成婚しやすい傾向があります。年齢によって出会いの場がシフトする可能性はありますが、30歳を過ぎたからと言ってあきらめる必要はまったくありません。

※:厚生労働省の『令和5年(2023)  人口動態統計月報年計(概数)』 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/dl/gaikyouR5.pdf

数字に惑わされないで!結婚適齢期は“人生設計”の中で決まる

結婚しやすい年齢をご紹介しましたが、本当の意味での結婚に適した年齢は、その人の人生設計によっても異なります。たとえば、将来子どもが欲しいと思っている人にとっては、妊娠や出産のタイミングを踏まえると、結婚の時期は遅すぎないほうが良いでしょう。妊娠しやすさや育児をするための体力、仕事との両立などを考えると、早めの準備が必要な場合があります。

一方で、キャリアを優先したい人にとっては、「20代は自分にとって仕事を優先したい時期。結婚はまだ先。」と感じることもあるでしょう。そのような場合は、30代半ば以降が現実的な結婚のタイミングとなるかもしれません。あるいは、「子どもは持たない」「パートナーと穏やかな生活を送ることが第一」と考える人なら、もっと自由な選択肢があって当然です。つまり、結婚適齢期とは、人生設計によって変わるもので、世間の平均や周囲の「こうあるべき」に惑わされる必要はありません。大切なのは、自分の人生のなかで「いつ結婚したいか」を考えることです。もし周りの目を気にして結婚を意識しているのであれば、本当に今、結婚したいのか、仕事や子育てなどを含めたライフプランをどう作っていきたいのかを、もう一度考え直してみましょう。

「結婚適齢期」を意識し始めたらどうすればいい?

ライフプランを考え直した結果、「やっぱり結婚したい」と思うなら、積極的に行動していきましょう。中には、「結婚適齢期はもう過ぎてしまったのでは・・・?」と感じる方もいるかもしれませんが、諦める必要はありません。ここでは年齢層に分けて、結婚を意識し始めた時に取りたいアクションをご紹介します。

20代〜30代前半の場合

この年齢層は、男性も女性も統計的には結婚しやすいゾーンで、チャンスを掴みやすい時期とも言えるでしょう。まずは積極的に出会いの場に足を運んでみましょう。ただし、ただやみくもに出会いを求めるのはおすすめできません。どんな人と、どんな家庭を築きたいのか、自分の価値観に合った出会い方とは何かを整理しながら、出会いのチャンスを増やしてみましょう。

また、いきなり出会いの場に行くのは不安、という方は、婚活に関する情報収集を始めたり、結婚相談所の無料カウンセリングなどに足を運んでみるのもおすすめです。今後、どう動いていけばよいのかの、ヒントが得られるでしょう。

30代後半以降の場合

30代後半〜40代になると、周りの友人はすでにみんな結婚している、という方も多いでしょう。中には「婚活を始めるには遅いかも・・・」と焦りを感じている方がいるかもしれません。でも、その思い込みこそが、チャンスを遠ざけてしまう原因になることもあります。確かに一般的に見た結婚しやすい年齢層は20代後半~30代前半ですが、実際に30代後半以降で結婚する方もたくさんいます。「もう遅いかも」と諦めずに、出会いを求めて行動しましょう。

友人・知人の紹介やマッチングアプリなど、様々な出会い方がありますが、「できるだけ早く結婚したい」「将来的に子どもが欲しい」という方は、効率的にパートナー探しをしたほうが良いかもしれません。結婚に対する熱量が低い相手や価値観が大きく異なる相手とばかり会っていても、なかなか進展せず、時間だけが過ぎてしまう可能性があるためです。結婚相談所のように、効率的に価値観や結婚観の合うパートナーを探せる場所を活用して、婚活を進めるほうが結婚というゴールが近くなるでしょう。

まとめ:結婚適齢期を意識し始めたら結婚相談所で一歩を踏み出そう

「結婚適齢期」という言葉を聞くと、結婚には決められたタイミングがあるかのように感じられてしまうかもしれません。でも実際には、その時期を決めるのは、他の誰でもない自分自身です。平均初婚年齢や、成婚しやすい年齢層といったデータは、あくまで参考情報にすぎません。本当に大切なのは、結婚したいと思う気持ちです。

中には「もう遅い」と悩んでしまう方がいるかもしれません。けれど、「結婚したい」という気持ちが芽生えた“今”こそが、あなたにとってのタイミングなのです。

結婚相談所には、同じように真剣に将来を考えている方が数多く登録しています。そして、プロのカウンセラーがその想いに寄り添いながら、婚活の進め方を一緒に考えてくれます。カウンセラーと話すことで、自分の気持ちが整理できたり、不安が軽くなったりすることもあるでしょう。「自分に合う人ってどんな人だろう?」「どう動き出せばいいのかな」、そんな迷いがある方こそ、まずは相談から始めてみてはいかがでしょうか。

WeBCon(ウェブコン)では、随時、無料相談会(https://www.web-con.com/contact/)を開催しています。ぜひお問い合わせください。

まとめ(要点)

  • 「結婚適齢期」に明確な定義はなく、時代や価値観によって変化するものである
  • 平均初婚年齢は上昇しているが、実際に結婚が多い年齢層(ピーク)は今も26〜27歳で大きくは変わっていない
  • 結婚適齢期は、ライフプランによって個人ごとに異なる
  • 今が結婚適齢期かもしれないと感じたときが、結婚を考えるひとつのタイミング
  • 年齢に関係なく、まずは自分の気持ちと向き合うことから始めてみるのがおすすめ
  • 安や迷いがあるときは、結婚相談所の無料カウンセリングを活用するのもひとつの方法

 

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