プロポーズのちょうどいいタイミングやきっかけは?結婚したカップルの交際期間の平均を調べました

結婚を考えている相手がいると、世の中の結婚したカップルがどれくらいの交際期間だったか、プロポーズを考えるきっかけなどが気になりますよね。長く付き合った方がよいのか、それとも早く結婚に踏み切った方がよいのか、結婚を考えている人なら一度は悩んでしまいます。

この記事では、そんなカップルの参考となるよう、結婚までの交際期間の平均、交際期間が短い・長いことに対するメリット・デメリット、プロポーズを考えるきっかけ例などをまとめました。

 

結婚までの交際期間の平均は?

一般的に、結婚に至った夫婦はどれくらいの交際期間を経るのでしょうか。参考までに、国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(出産と結婚に関する全国調査)」(2015年)を引用して、結婚相手と出会う年齢と結婚までの交際期間の平均を紹介します。

データによると、男性(夫)は26.3歳で結婚相手と出会い、30.6歳で初婚年齢を迎えます。女性(妻)は24.8歳で相手と出会い、平均初婚年齢は29.1歳でした。平均交際期間は4.26年という結果です。
過去の統計と比べてみると、年々出会う年齢が遅くなっており、晩婚化が進んでいることが分かります。

 

短い交際期間で結婚するメリット・デメリット

晩婚化が進んでいるとはいえ、短い交際期間で結婚するカップルは存在します。
数か月〜半年、1年など、短い交際期間で結婚をするメリットやデメリットについて説明します。

 

メリット

勢いで行動できる

結婚までじっくり時間をかけるカップルより、勢いで突き進む傾向があります。

実は、結婚までに決断しなくてはならないことがたくさんあります。例えば、どちらの姓に合わせるか・新居の場所・挙式や結納などの儀式の有無などです。短い間で結婚の決断をしたカップルなら、これらも勢いよく決めることができるでしょう。

フレッシュな気持ちのまま新婚生活に入る

恋人期間の延長として新婚生活に入れます。お互い、あまり知らないまま結婚に踏み切っているので、結婚をしてから新たな発見がたくさんあるはずです。デートを楽しむ余裕もあります。

長期間交際を続けたカップルと比べると、結婚後もフレッシュな気持ちが長続きしやすいというメリットがあります。

早く次の行動に移せる(子供を作る、住宅購入など)

短い交際期間で結婚を決めると、次の行動に早く移れます。例えば、婚活を始める人の中には、1日でも早く子供を授かりたい!という人もいます。妊娠・出産にはどうしても適齢が存在するからです。

また、多くの人が長期ローンを組んで住宅を購入しますが、こちらも若ければ若いほど有利です。長く働くと判断されてローンが組みやすいですし、既往歴が無い若いうちなら団体信用保険への加入がしやすいというメリットもあります。

 

デメリット

相手がどのような人か見極めきれない可能性がある

短期間で相手のことを見極めるのは難しいものです。結婚後に相手の嫌なところが見つかってしまうかもしれません。

一般的に結婚相手とは、人生の中でも多くの時間を過ごすことになりますが、合わないところが見つかってしまうと、離婚も考えねばならなくなります。

準備期間が少ない

結婚式・結納・引越しなどにかける準備期間が少なくなるため、選んでいる余裕があまりありません。

結婚式や結納は1回しかしませんし、費用もそれなりにかかりますので、「結婚式はもっとこうしたかったなぁ」などと悔いを残すことの無いよう、よく話し合いをしましょう。

 

長い交際期間で結婚するメリット・デメリット

次は、3年~5年以上など、長い交際期間で結婚をするメリットやデメリットについて説明していきます。

メリット

相手がどのような人か見極めてから結婚できる

一番のメリットは相手を見極めてから結婚できることでしょう。

結婚までの交際期間が長ければ、何度もデートをしたり、実際に同棲をしてみたりなどして、相手がどのような人かお互いに確認ができます。

結婚に向けて十分な準備ができる

結婚式は人生の一大イベントですし費用もかかるため、やることがたくさんあります。結婚式場や新居選び、結婚報告、結納、新居で使う家具の購入など、一般的には結婚準備は1年から半年くらいをかけて行います。

特に結婚式にはこだわりたいと思っているカップルは、結婚準備期間を長めに取るのがよいでしょう。

 

デメリット

次の行動に移るのが遅くなる

結婚適齢期の3年〜5年は、人生全体からすれば短いかもしれませんが、重大な出来事をいくつか経験する時期です。

例えば、子供を考えている人にとっては妊娠適齢期が訪れます。仕事の転機も気になる頃でしょう。交際期間が長すぎると、次の行動に移るのが遅くなってしまうかもしれません。

不安になってしまうかもしれない

途中でマリッジブルーのような感情になりやすくなるかもしれません。

例えば、仕事の転機が訪れ、転勤をきっかけに遠距離になったり、お互いに仕事が忙しくなって疎遠になったりするカップルもいます。長期間の交際は、相手が結婚に対してどう思っているかもやもやしてしまう可能性があります。

 

男性がプロポーズを決めるきっかけやタイミングは?

プロポーズは圧倒的に男性からが多いようです。交際中のカップルの男性が、プロポーズを決めたきっかけやタイミングの例を紹介します。

彼女の家庭的な面を見てずっと一緒にいたいと思った

自分の家で彼女が美味しい料理を作ってくれた。デートで食事をしているときに取り分けてくれた。入院時に何度かお見舞いに来てくれた。

などなど、彼女がふとした瞬間に見せる自然な家庭的な面を見ると、この人と結婚したら幸せになれそうと思うようです。

経済的に自分が家庭をもてる自信がついた

「好き」という気持ちだけではできないのが結婚です。その一例はやはり金銭的な問題ですよね。

大学時代に借りた奨学金を返済できた、仕事でリーダーになったなど、経済的に家庭を持っても大丈夫だと思えたタイミングなら、彼女も安心できます。

友人や同期が結婚して幸せそう

結婚適齢期になると、友人や同期などから結婚式の招待状が届くようになります。目の前の知り合いが結婚をして幸せそうだと、自分も結婚したいなぁと思いますよね。

転勤、昇進など、仕事の転機

ある程度仕事に慣れてくると、転勤や昇進など仕事の転機が訪れるでしょう。転勤は付き合っている彼女と離れてしまうため、結婚したいという気持ちがあるのであればプロポーズのきっかけになります。

また、昇進のように自分に自信がついたときも、プロポーズしてみようと思えるようです。

結婚したい年齢を決めている

「子供が大学卒業するまでは働き続けたいから、35歳くらいまでには結婚したい」
「できればマイホームを購入したいので、30歳までに結婚して、住宅資金を貯めたい」
といった、結婚をしたい年齢を決めているパターンです。

このタイプは、結婚したい年齢に近づいてくると婚活をする傾向にあります。

 

女性にとっての、理想のプロポーズの方法は?

プロポーズを迷う男性にとって参考になるよう、女性が求める理想のプロポーズの例を紹介します。

シンプルに「結婚してください!」

王道中の王道ですが、ストレートに「僕と結婚してください」と言われると、素直に「はい」と答えたくなりますよね。

「ずっと隣にいてください」「絶対幸せにする」「一生守ります」といった言葉にもキュンときます。

彼女の喜ぶサプライズを仕掛ける

彼女の好みをリサーチし、喜びそうなサプライズを仕掛けてみましょう。

例えば、デート中に花束や指輪を渡したり、ディナーの最後にケーキが運ばれてきたり、といったプロポーズも、一般的に喜ばれるシチュエーションですよ。

ただし、指輪は彼女の指のサイズを測ったり、好みの指輪かどうか見極めたりしなければならないので、注意が必要です。

 

幸せな結婚のために、交際期間の中で大切にすべきことは?

お互いに結婚を考えているカップルは、本当にその人と一生一緒に暮らしていけるかどうかを見極めることが大切です。
そこで、交際期間が短期間であっても長期間であっても、お互いにチェックしておきたいことをいくつかピックアップして紹介します。

相手の家庭環境

結婚は家と家との結びつきでもあります。相手の家族とも家族になるため、相手の家庭環境が合っているかどうかは重要です。

相手の父母とは別の家に住むとしても、将来的には子供の世話を頼んだり、相手の父母の介護をしたりする可能性があります。将来の夫のことは好きでも、相手の父母とウマが合わないと辛い思いをします。

金銭感覚

相手の金銭感覚と合わないと、こちらも将来揉める原因となります。

デートの行き先や食事が高すぎる、ブランド物ばかりを身につけている、推しのライブで散財をしている、といった浪費家の傾向があると、将来が不安になりますよね。
逆に必ず1円単位で割り勘をしてきたり、ポイントカードを出さないからといって怒ってきたり、節約しすぎる傾向があるのも困り物です。

相手がどのような金銭感覚を持っているか、合わない場合は結婚したら相手の金銭感覚を許せるかどうかは、確認しておいたほうが良いでしょう。

お互いの夢、キャリアプラン

結婚をすると、お互いの夢やキャリアプランが自分ごとになりますが、相手の夢が自分のキャリアプランと反するものかもしれません。

例えば、パートナーは海外転勤を見据えているが、自分は仕事をバリバリこなしたい。あるいはパートナーは共働きを希望しているのに、自分は仕事をセーブしたい。
いずれのパターンも、お互いの希望を成立させるのが困難となります。結婚が見えてきたら、相手がどのような夢を抱いているか話し合ってみるのがおすすめです。

 

結婚はお互いがちょうど良いと思ったタイミングがおすすめ

国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(出産と結婚に関する全国調査)」(2015年)によると、男性(夫)は30.6歳、女性(妻)は29.1歳が平均初婚年齢は29.1歳で、平均交際期間は4.26年でした。

プロポーズを決めるタイミングは、彼女の家庭的な面を見た、経済的に自信がついたなどさまざまです。
交際期間やプロポーズのタイミングはそれぞれです。結婚するからといって、背伸びしたり、無理に変わろうとする必要はありません。お互いがちょうど良いと思ったタイミングで結婚を考えましょう。